「日本ぶらこうじ学会 大阪踏査隊」への学会名の変更について 2016.4

 

「路地裏観察学会 大阪踏査隊」という名称の変更についての内容は、次の通りです。

 

2016年3月例会での議論の中で、『路地裏という言葉にはマイナスイメージがあって、住民の受け止め方を考えると、学会名として、いかがなものか』という御意見が提起され、検討しようということになりましたが、別のネーミングを考えるのも、なかなか難しいというのが実情です。

一方ウェブ検索結果によると、団体としては、日本路地裏学会、路地裏園芸観察学会、日本鉄道路地裏学会、路地裏ベーカリーキッチンなどがあり、京都の路地裏(サブタイトル:生粋の京都人が教えるひそかな楽しみ)、素朴で美しい都内の路地裏(サブタイトル:手軽に楽しめるデートスポット)という名前もありました。

また路地裏のついた書籍としては、「世界の路地裏100(中世のヨーロッパの石畳が残る旧市街地の路地裏--)」、「ヨーロッパ路地裏紀行」などがありました。こうして見ると、路地裏のイメージとしては、魅力的、なつかしい、文化のにおい、楽しそう、行ってみたいという肯定的なイメージの方が多く、マイナスイメージはそう気にしなくても良いという感触もつかめました。しかしながら、一部にでも路地裏を恥ずかしいと思いながら暮らしている人々が現地に居るとすれば、その人達を傷つけないようにすることも大事だと思います。「路地裏」の他に思いつく名称は、例えば「ぶらこうじ」などが考えられます。

「ぶらこうじ」というのは落語にも出てくる呼び名で、辞書には出ていませんが、「ぶらぶら歩いて楽しい、ちまた(下町)の路地」というような意味だと考えられます。

「ぶらこうじ」の「こうじ」というのは「小路」と書きます。「ぶら」のほうは「銀ぶら」の「ぶら」と同じです。

京都には「油小路」があり、よく似ていますが、「ぶらこうじ」の語源ではありません。                    

平仮名で「ぶらこうじ」と書いているのはオリジナリティを匂わす意味合いです。

名称変更後は「路地裏指数」と呼んでいたものは「ぶらこうじ指数」に変わります。

「路地裏カルテ」は「ぶらこうじカルテ」に変わります。

 

今後、正式名称は「日本ぶらこうじ学会 大阪踏査隊」となります。  以上