OSAKAぶらこうじ見聞記 ◆九条

ぶらこうじカルテ  No. R-006-1  名称: 九条

場所:大阪市西区九条1~3丁目 

ぶらこうじ指数:70=昔の松島新地が松島料理組合として残っています=

印象:西九条から九条、松島、千代崎、大正と巡り歩くと、大阪の歴史や文化の奥深さ、幅広さが垣間見えて興味深いものがあります。明治期に4000人の遊女を集めた「松島遊郭」は現在「松島料理組合」として活況を呈していますし、町外れに個性派映画館のシネ・ヌーヴォや芝居小屋などもあり、大阪らしさも際立っています。

 九条~松島の界隈はまた、自然発生的な「アートのまち」の匂いがして、そこに庶民のサブカルチャー的なパワーを感じます。(清水h.2016.6)

ぶらこうじカルテ  No. R-006-2  名称: 九条

今日は大阪市の西の九条を散策するため、JR西九条駅に集合する。早速安治川トンネルへと向かう。車道と並行かと思いきや、なんと自転車と人専用の川底トンネルであり、川の側の建物をエレベーターで昇り降りするのは全国でもここだけらしい。トンネル内は狭く、人も自転車も左側通行である。料金は無料で、頻繁に自転車に乗った人がトンネルを利用しており、通勤・通学時の混雑が思いやられる。 

調べてみると昭和19年に完成した当初はエレベーター式の車道もあったそうだが、今は閉鎖中との事、見てみたかった。南側を昇って直ぐの交差点に源兵衛渡の標識があり、昔は船での渡があったことが地名で残っている。

 交差点を過ぎるとキララ商店街の看板があり、真っ直ぐな見通しが良い通りが1キロ以上も続いている。シャッターが下りている店が多く、閑散としており、病院・接骨院の表示だけが目立つ。

この辺りの横丁にはまだまだ二階建のモルタル造りが残っており、昭和の香りがする。源兵衛自転車の看板があり、地元に密着して生活しているのと思われる。この辺りは自転車が多く、商店街の真ん中を自転車置き場にしているのも面白い。

キララ商店街は道を挟んで、セブン商店街に連なっており、この辺りの横道に昔懐かしい映画を上映するミニシアターの「シネ・ヌーヴォ」がある。その劇場上は普通のマンションであるのにびっくりする。最近の目玉は松竹120周年企画と原節子回顧映画である。近くの「座・九条」では前衛的題材?が企画されており、この辺りには面白い場所が随所にある。九条からJR大正駅に回り、そこの沖縄料理で今回の打ち上げとする。その途中に道頓堀川水門が見えた。(三塩2016.6)

ぶらこうじカルテ  No. R-006-3  名称: 九条

今回は九条商店街周辺を探索。JR西九条から安治川の川底のトンネルを抜けて、商店街の北側にアプローチする。このトンネルができるまでは源兵衛渡、源兵衛さんという人がやっていたのかな。その名残を交差点名にとどめている。

商店街は中央大通りをはさんで南北に長く続いている。今通ってきたルートでやってくる船乗りさんを相手に発展したのだろうか。賑やかにいろいろなお店が軒を連ねている。メインストリートから一本道を外れるとそこには昔からのたたずまいが残る。石畳もあれば、土蔵蔵風の建物も。松島新地が忽然と姿を現したのには度肝を抜かれたが、硬軟ないまぜになった活気ある街に感じた。(吉田2016.6)

ぶらこうじグルメカルテ  No. G-004 名称:かりゆし

場所:大阪市大正区三軒家東1丁目   ジャンル:沖縄料理店 

印象:語源, 「かりゆし(嘉例吉)」とは、沖縄の方言で「めでたい」という意味を表す。 九条商店街からぶらぶら歩くと、京セラドーム、大正駅を経て10分ほどの住宅街にある。付近では存在感のある店だが、本場の沖縄料理と沖縄民謡のライブショウがあるのが楽しい。サービス満点の割に安い店でもある。(清水h.2016.6)